後藤田 正晴 (2005/11/26)
とにかく憲法改正は、
私たちの世代が死んでからやってほしい
- - -
役人に成り立ての私は、
書類の中身なんか
面倒で見たこともなかった
- - -
戦争責任を徹底して追及するということを
日本はやっていない。
それをやると、
最終的には国体問題に行きついてしまうからだ
- - -
幹部の間から私のところに上がってくるのは、
「長官、どうしますか」
というお伺いで、
「こうやりましょう」
「こうさせてください」
という積極的な意見は
ほとんど上がってこない。
最高責任者というのは、
孤独なものですよ
- - -
佐藤さんというのは、
「早耳の栄作」
というあだ名もあったほど、
非常に情報を集めるのが上手な人だった
- - -
「後藤田君なあ、君は、
暖国徳島の生まれだから、
雪の被害はわかるまい。
俺の県は、
半年間雪で仕事ができんのだ。
こんな不公平なことがあるか、後藤田君。
同じ日本だぞ」
日本列島を改造して、
日本全国津々浦々にまで
高速道路と新幹線を引っ張って、
全国どこでも働けるようにしたいというのが、
田中さんの考えだった
- - -
今となっては、
いろいろと批判があるが、
都市の再配置をして、
それを交通網で結び、
どこに住んでいても
政治の光が当たるようにしたいというのが、
田中さんの考え方であった
- - -
生産人口が労働戦線に出てくるときを考えて、
池田さんが政治の舵取りをやったということは、
これは政治家として相当な見識と力量だと思う
- - -
日教組は、
教師も労働者であるという考え方をしていて、
教育を労働組合運動に絡めていた時期があったが、
私はそれは間違いであると思っている。
もしかすると、
その弊害が今の教育の荒廃という問題にも
つながっているのではないかという気がする
- - -
私は、
歴史認識のない人間は
信用できないと思っている
- - -
あの頃、
私はまだ中学生だったが、
要人テロがあると
みんなが快哉を叫んだのを覚えている
- - -
私は、
日本でも本当は世代交代を進めて、
四十代後半くらいの人が
指導者になってもいいと思っている
- - -
一、省益を忘れ、国益を想え
二、悪い本当の事実を報告せよ
三、勇気を以って意見具申せよ
四、自分の仕事でないと言うなかれ
五、決定が下ったら従い、命令は実行せよ